コロナウイルスの猛威が全世界を覆ってます。
1日でも早く収束することを祈るばかりですが、そんな中政府の要請もあり、大企業を中心に「テレワーク」で働く人が増えているようです。
テレワークが出来る職種と出来ない職種があるので、すべての人がテレワークというわけにはいきませんが、テレワークの必需品となるパソコンの中で、Chromebookに注目したいと思います。
僕が思うに、テレワークに一番向いているパソコンはChromebookだと。
その理由をこれから解説していきます。
あ、ちなみに僕、テレワークを「電話を使って仕事をする」ことと勘違いしてまして(汗)、ホントの意味は「tele (離れたところ)」で「work(働く)」という意味です。
Chromebookはすべてをクラウドに保存する
Chromebook最大の特徴は、データをパソコンに保存するんじゃなくて、クラウド(Googleドライブ)に保存するということです。
普通、パソコンでの仕事と言うとエクセルやワードを使って、自分のパソコンに保存します。
でもChromebookは、Googleドキュメントやスプレッドシートなど、クラウドで動くアプリを使い、クラウドに保存するので、Chromebook本体には一切保存しないんです。
これは何を意味するかと言うと、ネット接続された環境なら、どこでも仕事ができるということです。
ログインしてGoogleドライブにアクセスすれば、すぐに仕事に取りかかれますので。
また、自分のChromebookじゃなくても、別のChromebookでもログインしたら即自分の環境になるので、端末を選ばないというところも、メリットです。
自宅でも、キャンプ場でも、車の中でも、ネットにさえ繋がっていたら仕事ができるので、まさにテレワークにピッタリというわけです。
もちろん、すべてのデータをクラウドに保存できるのは、Chromebookだけじゃなくて、WindowsでもMacでも出来ます。
でも、その中でChromebookは安くてコスパの高いパソコンです。
3万円〜5万円の範囲内でサクサク動くので、WindowsやMacに比べ、コスパが高くテレワークに向いていると言えます。
なにもしなくても、セキュリティが強固
Windowsなどのパソコンでセキュリティ対策をする場合、マカフィーなどのセキュリティアプリを入れます。
それでもセキュリティ面では心配なことが多いですよね。
でもChromebookでは、ユーザーが何もしなくてもGoogleがネットを通じてセキュリティ対策をしてくれます。そもそもChromebookにはアプリを入れて作業をするということができないので、悪意のあるウイルスやマルウエアが入り込む可能性は非常に少ないです。
Chromebookには「サンドボックス化」といって、1 つのプログラムで不正なソフトウェアが見つかったときも、そのプログラムだけが隔離され検疫されます。全体に影響を及ぼすことがないので、万一の時でも安心というわけです。
ChromeOSは自動でアップデートされますし(自動更新サポート期間が切れるまで)、ユーザーが意識しなくても、Googleがきっちりとセキュリティ対策をしてくれます。
テレワークで怖いのがセキュリティだと思いますので、その心配がないChromebookは、テレワークに向いてるというわけです。
端末が安い!
快適にノートパソコンを使おうと思ったら、Windowsでだいたい8万円以上、Macはそもそも10万円以下では買えずに、MacBook Airでも10万円以上します。
ところがChromebookの場合は、3万円台の安い機種でもサクサク動くのがメリットです。
僕はこの記事を、AcerのChromebook R13という機種で書いていますが、文字入力もサクサクで、ノーストレスです。
このChromebookは、米アマゾンから個人輸入しました。価格はなんと、3万円です。
スペックは低いです。メモリーは4GBで、ストレージも32GBしかありません。
CPUはIntelのコアiシリーズでもないです。
でもサクサク動くんですね。これがChromebookのコスパの良さです。
企業がテレワークで社員にパソコンを配布することを考えると、端末は安ければ安いほうが良いです。
Windowsノートでも3万円台のものはありますが、同じ3万円台のChromebookに比べて動きがモッサリするので、やっぱりWindowsを快適に動かそうとしたら10万円近くかかってしまいます。
というわけで、テレワークにはコスパ抜群のChromebookが向いていると思うわけです。
端末が壊れても大丈夫!
Chromebookのもう一つのメリットとしては、データをすべてクラウドに保存するので、万一パソコンが壊れても、別のChromebookからログインしさえすれば、すぐに保存されているデータにアクセスできて、仕事が再開できるというところにあります。
これがWindowsやMacだったら大変ですよね。パソコン本体に保存されているデータが、全て吹っ飛んでしまうかもしれません。
テレワークの端末として社員に配布することを考えると、万一パソコンが壊れた時のリスクも考える必要があります。
Chromebookだと、壊れた時のデータ消失リスクはほぼ無いと言えます。
Chromebookの弱点は?
と、ここまでChromebookがいかにテレワークに向いているか、メリットばかりを書いてきましたが、もちろん弱点もあります。
それを率直に書いてみます。
Officeソフトが使えない
マイクロソフトのExcelやWordは、Chromebookでは使えません。
会社によったら、すべてのデータをExcelやWordでやり取りしているところもあると思いますので、そうしたところはChromebookにするのが難しいかもしれません。
でもその代わり、Googleスプレッドシートやドキュメントが使えますので、十分ExcelやWordの替わりになります。データ保存はクラウドだし、共有もできるので、ExcelやWordよりも安全かもしれませんね。
Adobeのソフトが使えない
テレワークに向いている職種として、デザイナーやライター、プログラマーなどがあります。
パソコン一つあればできるので、独立してフリーランスで活躍している人も多いです。
例えばデザイナーだと、AdobeのIllustratorやPhotoshopは必須のアプリです。
でもChromebookはそれらのアプリがインストールできないので、使えません。職種によってChromebookは「全然使えね〜」となることもあります。
そもそも、パソコンでそうしたアプリをゴリゴリ動かす設計をしてないんですね。
Adobeだけじゃなくて、パソコン本体にインストールするアプリは使えません。
Androidアプリはインストールできるんですが、Adobeのアプリに替わるものってないです。
だから、Illustratorなどを使うデザイナーは、そもそもChromebookじゃなくて、Macの方がおすすめできます。
まとめ
今回のコロナウイルス禍のように、急にテレワークをしなければいけない状況って、めったに無いかもしれませんが、ひょっとして今回を境に働き方が大きく変わる可能性もあります。
AdobeのPhotoshopが使えなくても、ネットで使えるWebアプリも充実していますし。
災害時に会社に出勤できずに、家や避難先で仕事をしないといけない時って、あるかもしれません。
だから、会社でも自宅でも同じように仕事が出来る環境づくりが、これから求められると思います。
そんな中、Chromebookはテレワークをするのに安全だしコスパに優れているので、最適なパソコンだと思います。
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