SSL通信をエックスサーバーで設定する方法。WordPressとの組み合わせで、簡単に常時SSL化ができる!

SSL通信 サーバー

SSLとは、ネット通信を暗号化する仕組みのことで、最近のブログやWebサイトでは当たり前のように設定されています。

今回の記事は、

  • エックスサーバーでSSL通信を設定する方法を知りたい。
  • WordPressでSSL通信をする時の設定方法を知りたい。

という人に向けての記事です。

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SSL証明書は高い。でも無料でSSL化する方法があります!

SSL通信をするためには、一般的には「SSL証明書」というのを取得して、サーバーにインストールする必要があります。

SSL証明書は、専門の業者と契約して取得するのですが、結構お金がかかります。
例えばG社のクイック認証SSL証明書というのを取得すると、年間34,800円かかります。これが毎年必要なんですね。

企業ならまだしも、個人で年間34,800円もかけてられないですよ。
SSL証明書には、「企業認証SSL」とか「EV SSL」とか、信頼性と安全性を証明するのに様々なランクがあります。

でも個人でブログを運営する程度なら、もっとリーズナブルなSSL証明書で十分!
というか、無料のSSL証明書ってないの?

というニーズに応えるために、サーバー会社では無料でSSL化出来るサービスを展開しています。
エックスサーバーも、もちろん無料で独自SSLを設定できるようになっています。

ということで、エックスサーバーで無料SSLを設定する手順を解説していきましょう!

エックスサーバーで無料SSL設定をする。

エックスサーバーのサーバーパネルで「SSL設定」をクリックします。

エックスサーバーでSSL設定

次の画面で、どのドメインでSSL設定をするか聞いてきますので、目的のドメインの横の「選択する」をクリックします。

下の図は僕のサーバーパネルの例で、たくさんのドメインを運用しています。初めてドメインを取得した人は、1個だけしかありません。

SSL設定選択画面

次に「独自SSL設定追加」タブを押し、ドメインを確認してから「確認画面へ進む」をクリックしてください。
「CSR情報(SSL証明書申請情報)を入力する」という欄は、チェックなしでOKです。

独自SSL設定追加

確認画面で問題なければ、「追加する」ボタンをポチッと!
これで必要な設定は完了です。
簡単すぎてあっけなかったですね(笑)

独自SSL設定完了

設定が完了すると、下図のように「反映待ち」というアイコンが出てきます。
その右側にはSSL用アドレスがあるのですが、反映待ちの時は、このアドレスをクリックしても、ブログは正常に表示されません。

「反映待ち」が解除されるまで、1時間くらいかかるので気長に待ちましょう。

SSL設定反映待ち

「反映待ち」の表示が無くなって、SSL用アドレスをクリックした時に、自分のブログが正常に表示されたら、完全にSSL通信ができたということです。

念の為、アドレス欄を見てみましょう。アドレスのところに鍵マーク(Chromeの場合)が付いていたら、SSL通信ができているということです。

SSL通信
アドレスの左に鍵マークがあったら、SSL通信ができているということ。
アドレスをダブルクリックすると「https://〜」から始まるURLになっています。

SSL用アドレスを確認して、ちゃんとSSL化されていたらエックスサーバー側の設定は完了です。

WordPressでSSL通信に対応させる(httpsへ変更)

アドレスをhttpsに変更する

さて、エックスサーバーでSSL設定をしましたが、それだけではあなたのブログにアクセスした時に
https://〜
というSSL通信で表示されるようになりません。
まだこの段階では、http://とhttps://が共存している状態なんですね。

そこで、WordPressのアドレスをhttpsに変更する必要があります。
WordPressの管理画面の「設定」>「一般」へ行って、下図のようにアドレスをhttpsに変更してください。

WordPressでSSL設定

これでhttpsで始まるアドレスが、あなたのブログのアドレスになります。

ただ、今のままだと「http://〇〇〇〇.com」でアクセス出来る状態になっているので、httpでアクセスした時でも、httpsで表示させるように設定しなければいけません。

設定方法は、「.htaccsess」というファイルに設定を書き込む方法と、WordPressでプラグインをインストールして設定する方法があるんですが、ここでは簡単な方法として、プラグインでやる方法をご紹介します。

SSL通信のプラグインをインストールする

SSL通信用のプラグインで、「Really Simple SSL」というのがあります。
これをインストールするだけで、あなたのブログを常時SSL化してくれるという非常にすぐれもののプラグインです。

これを入れることで、httpのアドレスにアクセスした時に、自動的にhttpsのアドレスにリダイレクトされて表示してくれます。
では早速、インストールしましょう。

管理画面の「プラグイン」で「新規追加」をクリック。

プラグインの新規追加

次に、検索窓に「SSL」と入力すると、「Really Simple SSL」が出てくるので、「今すぐインストール」をクリック。

Really Simple SSL

インストールされたら、「有効化」をクリック。

有効化すると、下のメッセージが出るので「はい、SSLを有効化します。」をクリック。

SSL有効化

これで、完全にSSL通信になりました!

まとめ

ということで、エックスサーバーとWordPressの組み合わせは、すごく簡単にあなたのブログを常時SSL化できます。しかも無料というのが嬉しいですね。

実は僕は仕事(ネットショップの運営)でも、このやり方で無料SSLを使っています。
企業のサイトなのですが、クレジット決済も無料SSLで問題なくできてます。

SSL通信は、Googleが検索結果の順位決定をする時の評価の一つにしている程に重要視しています。
また、SSL通信にすると「HTTP/2」通信というのになって、ブログの表示スピードが速くなるというメリットもあります。

今や、常時SSLでブログやサイトを運営することは当たり前の時代になっているので、必ず設定するようにしましょう。

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