無料で使えるPhotoshopの代替アプリ。おすすめは?

無料のPhotoshop代替ツール Webサイト運営

画像加工アプリといえば、Photoshopが一番有名です。
何しろ高機能。そして業界標準。世界最高峰。
約30年前から、デザイン・印刷業界で愛用されてきたのは、やはりその使い勝手の良さと高機能さからなんでしょう。

でもね、いかんせん高い!
月額2,480円(税別)します。年一括プランで26,160円(税別)。
使い続ける限り、料金が発生するサブスクリプション契約です。
これって、個人でブログ運営をするだけの用途なら、コスパが悪すぎます。

そこで今回の記事は、

  • 個人ブログのアイキャッチを作りたいだけの人。
  • そんなに高機能は必要なし。簡単な画像加工ができればいい人。

に向けて、無料で使えるPhotoshopの代替ツールをご紹介します。
いや、「マジでコレで無料!?」と驚くほどの機能を、マジで無料で使えます。

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Photoshopの代替ソフト、その名も「Pixlr X フォトエディター」

Pixlr Xバナー

Pixlr X(ピクセラ エックス? ピクセラ テン?)とは、無料で使えるオンラインの画像編集ソフトです。
オンラインなので、パソコンにインストールする必要はありません。
だから僕のようなChromebookのユーザーでも、ササッと画像編集が出来ます。

この記事のアイキャッチ画像も、Pixlr Xで作ってます。

オンライン編集とは思えないほど、動作が軽快で操作しやすいです。
僕は仕事でPhotoshopを使ってますが、個人用ブログの画像編集なら、「Pixlr Xで十分だ!」と思っています。

何しろ無料!
コスパ良すぎの画像編集ソフトです。

Pixlr Xの特徴

動作が軽快

Webベースの画像編集ソフトとは思えないほど、動作が軽快です。
画像編集ソフトは、メモリを大量に消費するし、パソコンのスペックも高いものを要求しますが、Pixlr XはWebベースで編集するので、メモリもそんなに必要ありません。

実際、僕のChromebookはメモリ4GBしかありませんが、動作はカクつくこともなく、軽快な動作です。

シンプルで操作しやすい

Pixlr Xの操作パネルはシンプルで、とても分かりやすいです。
パネルにポインタを置くと、ヒントが日本語で表示されます。

Pixlr X操作パネル

一つ一つの操作が、直感的に分かりやすくなっているので、初めて使う人でも迷わずに画像編集が出来ます。

Pixlr Xで画像編集

Photoshop使いの人でも馴染みやすい操作パレット。

画像編集というと、複雑で難しいイメージがありますが、Pixlr Xはシンプルで分かりやすい操作パネルなので、簡単に編集が出来ます。

日本語が使える

言語は日本語を選べます。

日本語を使える

コレが地味に嬉しい。
画像編集に限らず、Webベースのアプリは英語のものが多く、敷居が高く感じてしまいがちです。ほとんどが英語圏で開発されてるからでしょうね。
(国産のWebサービスがどんどん出てくれたら嬉しいのに・・・)

でも、Pixlr Xは日本語が使えます。メニューや操作パレットも日本語だし、説明文も日本語なので、違和感なく使えるのがありがたいです。

WordPressのアイキャッチ作成にピッタリ

この記事のアイキャッチ画像のように、画像の上に文字を乗せたり、ちょっとした加工をするのにピッタリです。

アイキャッチ画像を作ったり、ブログ用に画像加工をする場合、Photoshopは宝の持ち腐れになりますし、コスパが悪い。

無料のPixlr Xでサクサクっとアイキャッチ画像を作れるので、断然Pixlr Xのほうがおすすめです。

例えば、この記事のアイキャッチはこんな感じで作っています。

まずは、無料の著作権フリー画像をChromebookに用意。Pixlr Xの「画像を開く」で読み込ませます。

次に、図形ツールを使ってタイトルの下にある青い四角形を描きます。
図形の透明度を調整して、下の画像が透けるようにします。

四角形を描く

図形の透明度調整

スライダーで簡単に透明度の調整が出来る。 Photoshopのように、レイヤーが使えるのも便利。

次に、テキストツールで、文字を乗せていきます。
日本語フォントが無いので、文字はすべてゴシック体になります。

文字入力

最後に「保存」ボタンを押して、ダウンロードすれば完了です。
選べる画像形式はJPG、PNG、PXD。十分ですね。

画像ダウンロード画面

と、こんな感じで簡単にアイキャッチ画像が作れます。

無料写真素材を使える

僕がPixlr Xで一番感動したのが、フリーの無料素材を検索して、直接読み込むことができる機能です。

僕の場合、フリー写真は「写真AC」や「ぱくたそ」などを使うことが多いのですが、Pixlr Xはソフト内でフリー画像を検索して、読み込めるので作業スピードが断然アップします。

使い方も簡単です。
初期画面で「ストックフォト検索」ボタンをポチッと。

ストックフォト読み込み

すると、画像検索画面になります。
ランダムで検索語句が入力されて、候補の写真が出てきます。

画像検索画面

この検索窓に、探している写真のキーワードを入れると、候補の写真がズラズラっと出てきます。

ただ残念なのが、日本語の検索に対応していません。
だから、英語で検索するしか無いです。僕はいつも、Google翻訳に手伝ってもらって、検索しています。

使いたい画像をクリックすると、「イメージのリサイズ」を聞いてきます。
オリジナルは最大3600pxなので、ブログに使うには大きすぎますね。

Webに使うなら、右端の「Web」が良いでしょう。
もう少し高解像度な画像が欲しければ、「フルHD」を選びます。

画面サイズの選択

「適用」ボタンを押すと、選んだサイズの画像が読み込まれます。

選択画像の表示

こんな感じで、フリー写真を検索できて、すぐにPixlr Xに読み込みができます。

Photoshopなみに充実した、Pixlr Xの機能

Pixlr Xは、Photoshopなみに画像加工が充実しています。

例えば、こんな感じ↓。

  • 画像サイズの変更・回転・移動
  • 画像トリミング
  • 背景の消去・切り抜き
  • 色彩・明るさ調整
  • ぼかし・シャープなどのフィルター
  • 豊富なエフェクトツール
  • ゆがみ
  • レタッチ
  • 描画ツール
  • テキスト入力

ブログ用画像を作るのに、Pixlr Xは十分な機能を持っています。

Pixlr Xの弱点について

ここまで、Pixlr Xの特徴やメリットについて書いてきましたが、「じゃあ弱点は?」と聞かれると、やっぱりあるんですね。

ここから、僕が感じている弱点を書きます。

ネット接続しないと使えない

Pixlr Xは、オンラインの画像編集アプリなので、ネット接続しないと使えません。当然ですが 笑。

だから、外出してネット環境のないところでの作業はできません。
これが、インストール型アプリとの大きな違いであり、弱点でもあります。

といっても、僕の場合はネット環境のないところで作業をしないので、あまり関係ないんですが(笑)。

範囲選択ツールがない

これが、Pixlr Xの最大の弱点だと思います。
僕の知る限り、範囲選択が出来ないんです。

例えば、Photoshopのように画像の一部を範囲選択してぼかしたり、色を変えたり、切り抜いたりが出来ません。パスによる選択も出来ません。

Photoshopでは当たり前の、下の図のような範囲選択が出来ません。

選択ツール

なげなわツールや、下図のようなマグネット選択ツールなんかもありません。

マグネット選択ツール

これらの機能がないために、「画像の一部を選択して加工する」という作業ができないんです。

Pixlr Xは、画像全体を加工するアプリという立ち位置だと思います。
範囲選択の機能が付いたら、最強なんだけどなぁ・・・

バッチ処理が使えない

バッチ処理とは、決まった作業をアプリに記憶させて、複数のファイルに対して作業を一括で行う処理のことです。

例えば、100個のPNG画像を、一括でJPG画像に変えるとか、画像の明るさを一括で変えるとか。
複数ファイルに同じ処理をしたい時は、すごく便利な機能です。

Photoshopでは、バッチ処理は当たり前に出来ます。
でも、Pixlr Xは出来ません。

そもそも、「複数の画像を一括で処理する」という考え方が無いんでしょうね。
まあ、ブログ用画像で写真点数が少ない場合だと、バッチ処理をする必要もないので、絶対必要だ!というわけでもないんですが・・・

日本語フォントが使えない

Pixlr Xのもう一つの最大の弱点。
日本語フォントが使えません。
日本語でテキスト入力すると、全部ゴシック体になってしまします。

フォントは数多く選べるんですが、全部欧文フォントなんです↓。

日本語フォントが使えない

色んな日本語フォントを使って、画像を加工したいという人には不向きかもしれませんね。

まとめ:Photoshopの代替ツールになり得るか?

以上、Pixlr Xのご紹介でした。
この記事を読んでいるあなたは、

Photoshopは高いので、それに替わる画像加工アプリがないかな?

という悩みを持っているんじゃないでしょうか?
僕も同じで、仕事ではPhotoshopを使っているのですが、自宅の個人用に高いPhotoshopを買うのは無理!と思っていて、色んな代替ソフトを探した結果、「こりゃいいわ!」と気に入ったのが、Pixlr Xでした。

そんな僕がPixlr Xを使ってみての結論ですが、

ブログやWebサイト用の画像加工なら、十分Photoshopの代わりになれる!

です。

今まで紹介してきたように、画像加工のツールはかなり充実していますし、動作も軽快。
なにより、無料ですよ、無料!
確かにPhotoshopに比べて足りない機能もたくさんあります。
でもね、無料でここまで画像加工できたら、文句のつけようがないです。

ブログ用画像の加工で悩んでいるなら、一度試してみてはどうでしょうか。

ただし、印刷用の画像加工に使いたいという、プロユースには向いていません。
印刷用の高解像度画像を扱うのは無理だと思いますし、そもそもCMYKの色モードに対応していませんので。

あくまで、Web用画像の加工ツールだということですね。

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