副業OKの会社も増えてきて、収入源を複数確保するためにダブルワークを頑張る人が増えています。
そんな中、「個人の副業としてネットショップを始めたいな〜」と思っているあなた。
僕は本業で複数のネットショップを運営しているので、その経験からネットショップを副業でやることのメリットとデメリットを解説します。
副業で人気のアフィリエイトとの比較も交えながら書いていきますね。
では行ってみましょう!
副業でネットショップをする時のメリット
パソコンを使った副業には、アフィリエイトやせどりなんかがありますが、そんな中でネットショップを運営することはどんなメリットがあるのか、以下にまとめました。
顧客リストが手に入る
アフィリエイトとの一番の違いは、「顧客リストが手に入る」ことです。
アフィリエイトは、自分のサイトで何も販売せずに、広告主のサイトを紹介して、そこで売れたら紹介手数料をもらえるという仕組みです。
でもネットショップの場合は、自分のショップでお客様にものを売る仕事なので、顧客リストが手に入ります。
この顧客にメールやSNSなどで販促をしたり、コミュニケーションを図ることが出来るんですね。これが後で説明する「固定収入」「安定収入」に繋がります。
リピート注文で、安定的な収入につながる
これもアフィリエイトとの大きな違いです。
一回買ってくれて気に入ってくれたら、そのお客様が何回もあなたのショップで買ってくれる可能性があります。
これがネットショップの一番のメリットと言えるでしょう。
リピート注文が増えると、ずっとSEOで必死になったり、広告にお金を注ぎ込まなくても、安定的な収入につなげることが出来るんですね。
顧客獲得コストが、どんどん下がっていきます。
固定客が増えれば増えるほど、リピート注文も増えてくるので、どんどん収入が安定的に増えることになります。
あなたのお店にファンが付く
固定客が付き、リピート注文される仕組みが出来ると、あなたのお店にファンが付くようになります。
そうなるためには、対応や商品で満足度を高める必要があるのですが、ファンの人は、あなたが頼まなくても勝手にあなたのお店を宣伝してくれるようになります。
特にSNSでどんどんあなたのお店を宣伝してくれると、さらにお客様が増えるという好循環になってきます。
お金のことだけじゃなくて、ファンが増えれば増えるほど、ネットショップの運営にやりがいを感じることが出来ます。
自分のやっている「商売」に誇りとやりがいを感じながら仕事ができるんです。
商品が売れることの喜びがある
例えば、あなたの趣味が手作り財布を作ることで、趣味が高じてネットショップを始めたとします。
大好きな手作り財布をサイトにアップして、すごい熱量で詳しい説明をしたり、写真をたくさん載せたり。
そうした「思い」がこもった手作り財布が売れた時。
飛び上がるほどの嬉しさを感じることでしょう。
実際僕も、初めて作ったネットショップから商品が売れた時は、飛び上がって喜びました(笑)。
アフィリエイトの初報酬も、飛び上がるほど嬉しいものですが、ネットショップで売れた時のほうが、「実感」を持った嬉しさがあります。
あなたが作った商品が売れて、それを使ってくれて喜んでくれるお客がいるってのは、本当に嬉しいものです。
お金だけじゃない喜びを感じられるのも、ネットショップのメリットですね。
自分のお店に愛着が持てる
今まで書いてきたように、商品が売れてお客様が喜んでくれて、リピート注文が増えて、ファンも増えてくると、自分のネットショップに愛着が持てるようになります。
これも実はアフィリエイトとの違いかもしれません。
アフィリエイトをしている人は、もちろん自分のサイトに愛着を持っている人も多いとは思いますが、中には「数撃ちゃ当たる」とばかりに、どんどんサイトを量産しては潰し、また量産しては潰し、ということを繰り返す人もいます。
そんなアフィリサイトだと、なかなか愛着を持つことって難しいですよね。
それに比べてネットショップの場合は、顧客とのコミュニケーションもできるし、実感を持って商売することができます。
副業でネットショップをする時のデメリットは?
ここまで、副業でネットショップをやる時のメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
このデメリットは、あくまで「副業」としてネットショップをする時のものです。
実はこのデメリットのせいで、ネットショップ運営に二の足を踏む人が多いんです。
それは・・・
などです。
商品を自分で用意しないといけない
当たり前のことですが、商品がないとネットショップは出来ません。
自分で作るか、仕入れてくるかなんですが、とにかく商品が必要です。
個人のネットショップで多いのが、手作り雑貨や洋服などですね。
このあたりは、自分で商品を用意する必要がないアフィリエイトと比べて、敷居が高いところです。
でも自分で作った商品や頑張って仕入れた商品が売れた時の嬉しさは、アフィリエイトの比じゃないです。
お客様が「良かったよ」と喜んでくれると、なおさらですね。
商品を用意するのは大変でも、その苦労に見合うだけの喜びがあるのも、また事実です。
在庫を抱えるリスクがある
受注してから仕入れたり、作る場合はリスクが少ないですが、そうじゃない場合は在庫を抱えないといけません。
当然、先にお金が必要になるし、売れないと大赤字になってしまいます。
また、在庫の置き場も悩む点です。
副業でやるということは、事務所や倉庫がなく、自宅が在庫置き場になってしまうと思います。
自分だけならまだ良いのですが、家族に迷惑をかけないように、しっかり話をして場所を確保する必要があります。
顧客からの問い合わせやクレーム対応が必要
お客様がいるということは、問い合わせやクレームがあるということです。
電話受付をしない場合でも、メールでの受付は必須です。
昼間本業をしていると、お客様からのメールに対応出来ない時も考えられます。
そのせいで、注文を逃してしまうことも。
クレームの場合は、素早く対応することが鉄則なんですが、対応が遅れるとますますお客様が怒ってしまうこともあります。
副業で1人でネットショップをやっていて、一番大変なのが顧客対応です。
代金の回収をしなければいけない
ものを売るということは、お金をどうやって頂くかを考える必要もあるってことです。
例えば銀行振込を支払い方法にしてしまうと、入金チェックまで全て自分でしないといけないから、かなり大変です。
個人が副業でネットショップをする場合は、クレジット決済のみにしておくほうが無難です。
いちいち注文のたびに振り込みチェックをしなくても良いし、個人の副業でもクレジット決済はできますので。
個人でネットショップ運営をする人に人気の、BASE というサービスがありますが、ここの「BASE簡単決済」を使うとクレジット決済やコンビニ決済、後払いなど、色んな決済方法に対応できますよ。
梱包や発送の手間がかかる
これも商品を売る以上は、避けて通れない作業です。
売れたらキレイに包装して、宅配便などで発送しないといけません。
昼間に本業を持っていると、梱包や発送業務は帰宅後の夜になります。
これが結構大変な作業なんですね。
注文が多くなることは嬉しいことなんですが、同時に発送作業も増えるということです。
顔出し、住所などを公開しないといけない
副業でネットショップをやる時に、一番心配なのが「顔出し」かもしれません。
副業OKの会社なら、堂々と公開できるんですが、副業禁止の会社でこっそり副業をしようと思っている人は、ネットショップはやるべきではないですね。
顔だけじゃなくて、住所や電話番号も公開しないといけません。
自宅を事務所にする人がほとんどだと思いますので、自宅住所を公開するのに抵抗感がある人も多いんじゃないでしょうか。
まとめ。副業でネットショップは、アリか?
ここまで書いてきたように、ネットショップの運営にはメリットもデメリットもあります。
面白いことに、このメリット・デメリットはアフィリエイトとは間逆なんですね。
アフィリは、商品も在庫も、代金回収も梱包も、顧客対応も、顔出しも必要ありません。その点では副業として理想的だと言えます。
でもその反面、お客様が誰なのかも分からないし、固定客もないし、リピート客もないです。顧客リストもないので、収入の安定度で言えば、ネットショップのほうが安定しています。
アフィリの場合は、常に新規で集客して、せっせと広告主のサイトに新規客を連れて行かないといけません。
それだけじゃなく、せっかく苦労して広告主のサイトを紹介しても、広告主のWebサイトで売れなかったら、手数料も入ってきません。
だから、アフィリエイトの収入というのは、SEOだったり、広告で常に集客しないと安定しないんですね。ずっと新規客だけを追いかけるのって、大変なんです。
その点、ネットショップの場合は固定客やリピート客、ファンが増えるに従ってSEOや広告に頼らなくても、収入が安定するという大きなメリットがあります。
なんといっても、顧客リストが手に入るというのは、商売をする上で一番のメリットです。
売る商品があって、メール対応や梱包、発送も頑張れて、顔出しOKの人なら、ネットショップを副業でやるのは、アリだと思いますよ。
そのショップが安定収入につながって、本業になってしまうこともありますし。
ただし、本気で続ける覚悟がないと、お客様に迷惑をかけることになるので、「本気でやる!」という決意と継続が必要になると思います。
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