ドメインの決め方を解説。失敗しない独自ドメインは、こう決めろ!

ドメイン Webサイト運営

WordPressでブログ運営をする場合、「独自ドメイン」を取得しなければいけません。

独自ドメインとは、世界に一つだけのオリジナルのドメインのことです。
一度取得すると、ずっと使い続けることができます。いわば、あなたの資産になります。

ただ、一度取得すると変更することは出来ません。
だから、ドメイン選びは慎重になるべきだと、僕は思います。

今回の記事は、

  • 独自ドメインを初めて取るけど、どうやって決めたらいいの?
  • 独自ドメインのとり方のコツを教えて欲しい。

という方に向けた記事です。
一般論ではなく、僕が普段どうやってドメイン名を決めているのかを解説します。

スポンサーリンク

ドメイン名を決める時の基準について

僕の場合、以下の事に注意してドメイン名を考えています。

できるだけ短く。キーボードで打ちやすいドメインにする。

長いドメインだと、覚えにくいしキーボードで打ちづらいです。
短いドメインのほうが覚えてもらいやすいので、できるだけ短くしましょう。

それから、ハイフンやアンダーバーなどをドメイン名に入れすぎると、キーボードで打つ時に面倒くさいので、多用しないようにしましょう。入れても1個だけが良いでしょう。

abc-def-ghi.com

よりは、

abcdefghi.com

のほうが、絶対打ちやすいですから。

分かりやすく、覚えやすいドメインであること

例えば、トレーニングに関する内容のブログだった場合、

training.com

だと、僕たちが普段馴染んでいる英語だから、分かりやすいです。
でも「ありきたりだし、もっとカッコよくしよう!」と、スペイン語で

entrenamiento.com

と付けてしまうと、どうでしょう?
たぶんスペイン語の分かる人以外は、理解出来なし、覚えられないです。

だから、ドメイン名はベタでもいいから分かりやすく、サイト名をローマ字読みにするのでも、ありです。
僕のこのブログがそうですよね。

ブログ名が「ウェブのネタ袋」
ドメインが「webnoneta.com」

分かりやすくないですか?
キーボードで打ちやすいし、これが一番のおすすめです。

TLD、基本は.com(ドットコム)で

ドメインの末尾にくる「.com」や「.net」のことを、TLD(トップレベルドメイン)といいます。

.comが一番有名だし、馴染みがあると思います。
今は.xyzとか、.siteとか、色んな種類のTLDが取得できますが、やっぱり一番馴染みがあって違和感のない「.com」が一番良いと思います。

「.com」が空いてなければ、「.net」ですね。
僕は、この2つ以外のTLDは、付けないようにしています。

ドメイン名の決め方の手順

では、ドメインの決め方の手順です。

空きドメインを調べる

まずは今まで書いてきた基準に基づいて、5〜10種類くらいのドメイン名候補を考えます。
そのドメイン名を、お名前.comか、バリュードメインの検索窓に打ち込んで、取得可能かどうかを調べます。

例えば、お名前.comで調べてみましょう。

お名前.comの画面で、候補のドメイン名を入力して「検索」ボタンを押します。
ドメイン検索

ドメイン検索の結果画面で、空きドメインが分かります。
ドメイン検索結果

取得可能なTLD(トップレベルドメイン)が出てきます。
□のチェックボックスが真っ白なドメインが、取得可能なドメインになります。

僕の場合は、「.com」か「.net」しか取らないと決めているので、上図の赤枠のところだけチェックします。

上図の場合だと、「domainstudy.net 」なら取れますね。

「.com」のところに、メールのようなアイコンが表示されていますが、これは

「今現在他の人が運用してるんだけど、更新されずに開放されたら教えるから、それまでちょっと待ってて!」

というアイコンです。

他にも色んなアイコンがあります。↓

ドメインアイコンの意味

僕は、「ドメインが開放されるまでちょっと待ってて」と言われても、いつになるか分からないし、待ってられないので、空きのTLDにするか、別のドメイン候補を探し直します。

さて、ここで注意!

もう一度、ドメイン検索結果の画面を見てください。
ドメイン検索結果

.workが1円!.xyzが25円、.tokyoが50円と、破格の安値が付いています。
.netの740円よりはるかに安いですよね。

でもこれらの安すぎるドメインに飛びつかないでください!
ドメインは基本、1年更新になるのですが、今回1円で買ったドメインが、更新時には元の値段に戻って、1,480円とかになります。

ちなみに1年後の更新費用の目安ですが、こんな感じです↓

TLD 1年後の更新費用の目安
.com 1,280円
.net 1,480円
.xyz 1,480円

例えば.xyzだと、.netと変わらない値段になります。

そうなると、一般的に馴染みのある.comや.netのほうが良いと、僕は思います。
ブログを何年も続けるとなると、やはり馴染みのあるドメインのほうが良いですから。

さて、色々調べて取得できるドメインが決まったと思います。
「早速、ドメインを取得しましょう!」

・・・と言いたいところですが、ちょっと待ってください!
念の為に調べないといけない事が、まだ残っているんです。

ドメインの運用歴と、ドメイン年齢を調べる

候補のドメインが取得できることが分かった後にすることは、「ドメインの運用歴」と「ドメイン年齢」を調べることです。

ドメイン年齢とは?
過去〜現在までドメインが運用されていた期間のことです。ドメイン年齢が古いほど、SEO(検索エンジン上位対策)では有利になるとされています。
ドメインエイジとも呼ばれます。
(が、僕は最近ではあまり関係ないんじゃないか?と思ってます)
ここで一つの疑問が・・・

新規にドメインを取るのに、過去にそのドメインが運用されていたってことなんて、あるの?

はい、たまにあるんですね。特によくあるようなドメインだと。

過去にそのドメインが運用されていて、更新せずに失効したままのドメインは、ドメイン年齢がそのまま残っているケースがあるんです。
要するに、「中古ドメイン」というやつです。

ドメインには、

  • 今まで誰も使ったことのない「新規ドメイン」
  • 過去に誰かが使っていて運用歴のある「中古ドメイン」

の2種類があります。

中古ドメインは、そのドメインにリンクが付いていたりして、SEO(検索エンジン上位対策)的に有利だと言われています。

良質なリンクがたくさん付いていて、ドメイン年齢が古いものは、価値の高いドメインとして、中古ドメイン市場で高く売買されています。

でも、あまり価値のない中古ドメインも世の中にはたくさんあるんですね。
例えば、リンクが全然付いていないドメインとか。
それだけなら良いのですが、中には反社会的な情報を掲載していたり、アダルトだったり、悪質なスパム行為をしてGoogleからペナルティを喰らっていたり・・・

価値が無いだけならまだ害はないので大丈夫です。
でも、Googleから「悪質だ」とスパム判定された中古ドメインだったら、大問題。

新規ドメインだと思って買ったはいいけど、実は悪質な中古ドメインだった・・・

という、泣くに泣けない状況になる危険性があるのです。
そんなドメインでブログを作ると、検索上位表示が果てしなく難しくなるのです。

そうした、価値のない(悪質な)中古ドメインを間違って取得しないように念の為にチェックするのが、ドメインの運用歴と年齢を調べる目的なんです。

そのチェック方法ですが、「ウェイバックマシン」を使います。

ドメインの過去を暴け!ウェイバックマシンの使い方

サイト運用歴の調査

ウェイバックマシンとは、過去に公開されていたWebサイトを見ることが出来る、めちゃくちゃ便利なサイトです。

それがこれ↓

Wayback Machine

過去に公開されていたけど、今はドメインが失効していて見ることが出来ないサイトの過去を暴くことができます。

もちろん、今公開中のサイトの昔の姿を見ることもできます。
例えば、Yahoo!のサイトが昔どんなだったかを調べてみましょう。

ウェイバックマシンの検索窓に、「yahoo.co.jp」とドメインを打ち込んでリターンを押すと、下の画面のようになります。

ウェイバックマシン

1998年頃から2020年までの年表が出てきて、グラフのようになっています。
これが、「過去に運用歴のあるサイトですよ」という目印になります。

グラフの下にカレンダーがありますね。
1999年のグラフをクリックして、それからカレンダーをクリックすると、時間が表示されます。

ウェイバックマシン検索

この時間をクリックすると、過去のWebサイトが見られるという寸法です。
上の図だと、1999年2月8日の2時15分51秒。

これをクリックすると・・・

過去のYahooのサイト

なんと、過去(1999年2月8日の2時15分51秒)に公開されていたYahoo!が見られるんです。

な、懐かしい・・・。
若い人は、初めて見る画面かも(笑)。
まるでタイムマシンに乗って過去にやってきた、ターミネーターのような気分です。
いや、南方仁かな?それとも戦国自衛隊?・・・そんなことはどうでも良いですが(笑)。

と、こんな感じでそのドメインで過去に運用されていたWebサイトのデザインや内容をチェックできます。
(画像が抜けているなど、完全でないところもあります)

これを使うと、自分が取得しようとしているドメインが、全く新しいものか、それとも過去に運用されていた中古ドメインかが分かります。

では、この記事の最初の方で調べた新規ドメイン候補の

domainstudy.net

を、ウェイバックマシンで調べてみましょう。

ウェイバックマシンで新規ドメイン探し

2011年の1月6日に記録があるようです。
そこをクリックしてみると・・・

中古ドメイン販売サイト

どうやら、中古ドメインの販売サイトへのリンクが貼られていた様子。
変なサイトでの運用歴はなさそうです。

僕なら、どうするかな?かなり迷いますが、やっぱり辞めて別のドメインを探しますかね。
2011年にちょこっと運用されていただけとはいえ、中古ドメインで売買されていた履歴というのは、僕的にはちょっと・・・て感じですね。

ウェイバックマシンは、すべてのドメイン運用歴を記録(アーカイブ)しているわけじゃなく、完璧なものではありません。
だからドメイン取得の最後の決断は、自分でしないといけないです。

ドメインを決めるときの基準について

このように、ウェイバックマシンで過去のドメインの運用歴を調べていきますが、その中で新規ドメインとして取得すべきでないドメインがあります。
(これは僕が経験上たどり着いた結論なので、正解か不正解は正直分かりません)

その、「取得すべきでないドメイン」基準は、以下の通りです。

  • アダルトサイトとして運営していた。
  • 反社会的なコンテンツが掲載されていた。
  • リンク集があり、色んなサイトと相互リンクしまくっていた。
    (Googleからスパム判定や低評価を受けている危険性があります)
  • 自分のブログのテーマとかけ離れすぎている。

上記に当てはまらずに、ドメイン年齢が古く、自分のブログテーマと同じジャンルで運営されていたドメインがあれば、買いです。

といっても、そんな都合の良いドメインはなかなか見つかりません(笑)
そんな良いドメインは、中古ドメイン市場で高値で売買されてますから。

ということなので、結論!

僕のオススメは、ウェイバックマシンでも見つからない、正真正銘のまっさらなドメインを取得することです!

完全に新しいドメインは、ウェイバックマシンで検索すると、以下のような画面になります↓。
完全新規ドメイン

記録(アーカイブ)が全く無い状態になります。

SEO的には有利じゃないかもしれませんが、不利でもありません。
中古ドメインは当たり外れがあって、Googleから低評価を受けていたりペナルティを喰らっているドメインは、誰にも分かりません。

そんなリスクの高い中古ドメインを買うよりは、正真正銘のまっさらなドメインを買うほうが、ブログ運営に変なリスクを持ち込まなくても済みます。

ドメインの決め方の手順:まとめ

僕がやっているドメインの決め方の手順をまとめると、以下の通りです。

  1. できるだけ短く、打ちやすいドメイン候補を考える。
  2. 誰でも理解しやすく、分かりやすいドメインを考える。
  3. TLD(トップレベルドメイン)は、.comか.net。
  4. 上記の方法で、ドメイン候補を5〜10個考える。
  5. お名前.comなどで、ドメインの空きがあるかを調べる。
  6. 空きドメインを念の為、ウェイバックマシンで調べる。
  7. リスクの高そうな中古ドメインだった場合は、手順1にもどる。
  8. 完全な新規ドメインだった場合は、購入!

という手順です。

ドメインを決める時の参考になれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました