WordPressといえば、ブログ運営に使われることが多いですが、ネットショップとして使っている人もいます。
今回の記事は、
という人のために書きます。では行ってみましょう!
WordPressのネットショップ用プラグインは、Welcartがおすすめ
WordPressでネットショップを運営したい時は、Welcart(ウェルカート)というプラグインがおすすめです。
ポイントは無料だということと、国産なので日本語環境で使えるということです。
これをWordPressにインストールするだけで、なんとショッピングカートの機能が付くんです。
クレジット決済や送料設定、会員機能、ポイント機能などなど、ネットショップに必要な機能はほぼ網羅されています。
これってすごいことですよ!
普通、ショッピングカートをいちから開発したら何百万円かかかります。
実際、僕は仕事でネットショップを運営してて、そのうちのメインになっているショップは、独自にショッピングカートを開発しました。
はい、2百万円以上かかりましたよ(汗)。まあ、お金出したのは会社ですが(笑)。
他にも、レンタルショッピングカートという方法もあるのですが、毎月そこそこの費用がかかります。
それに比べてWelcartは、なんと無料です!
有料のテーマや、有料の機能拡張はあるのですが、ショッピングカートの基本的な機能はすべて無料で手に入ります。
ということで、Welcartをおすすめできる人は、
という人に向いてます。
なにしろ、WordPressもWelcartもタダなんで、初期費用がほぼかかりません。
ノーリスクでネットショップを始められますよ!
Welcartでできることとは?
Welcartで出来ることをまとめると・・・
などなど、普通に有料のショッピングカートシステム出来ることは、Welcartでも全て出来てしまいます!
Welcartでどんなデザインのネットショップができるの?
さて、気になるのが
無料のプラグインなんて、ちょっと古くさかったりダサいデザインのショップになるんじゃないの?
という不安だと思います。
確かに、数年前までのWelcartはデザイン的に「ちょっと・・・」と思うような古いデザインでした。
でも今は違いますよ!
見た目もおしゃれなデザインのネットショップが出来ます。
Welcartは、デザインテーマ(有料)がいくつかあって、それをインストールするだけでネットショップのデザインが出来るという仕組みです。
これらのテーマは、おしゃれなデザインのものが多いです。
有料じゃなくても、標準で付いてくる無料のテーマでもシンプルでおしゃれな感じです。
有料テーマは12,000円〜になりますが、洗練されたデザインです。
有料テーマということで初期費用はかかりますが、最初の投資だけなのでおしゃれなデザインでネットショップを開設したい人はおすすめです。
Welcartでネットショップを始める手順
ここからはWelcartでネットショップを始める手順を解説しますね。
1.独自ドメインを取得する
まずは独自ドメインを取得します。ちゃんとしたネットショップを運営するのなら、独自ドメインはマストです。
僕はバリュードメイン
か、お名前.com
で取得してます。
もし、レンタルサーバー契約がまだの場合は、まずはエックスサーバー公式サイト
を確認してください。
時期によって、「ドメイン無料キャンペーン」をしているので。
無料キャンペーン期間なら、エックスサーバーのほうが断然お得です。
なにしろ、ドメイン取得代も維持費もずっと無料なので。
ドメインの決め方は、以下を参考にしてくだいね。
2.サーバーを契約する
WordPressでネットショップをするなら、処理能力が高いサーバーが必須です。
でも高いと運営費が大変になるので、速くて安くて、安定しているサーバーが条件です。
その条件を満たしているのが、僕がオススメしているエックスサーバー
です。
独自ドメインのところでも説明しましたが、このエックスサーバーで無料ドメインキャンペーンをしている時は、サーバー契約後にエックスサーバーのほうでドメイン契約してください。
エックスサーバーは、暗号化通信する時に必要なSSL証明書も無料で使えます。
httpsから始まるSSL通信は、個人情報の入力をしてもらうネットショップには絶対必要な機能です。
エックスサーバーで契約した後は、必ずSSL通信の設定をしましょう。
エックスサーバーは、月額1,000円(税抜)でコスパも良いし、WordPressとの相性がよくサクサク表示してくれるので、おすすめです。
3.WordPressをインストールする
サーバー契約できたら、WordPressをインストールします。
エックスサーバーは、管理画面(サーバーパネル)から簡単にインストールできますよ。
4.Welcartをインストールする
いよいよWelcartのインストールです。
WordPress管理画面のプラグインから「新規追加」を選び、「Welcart」で検索するとプラグインが表示されますので、インストールしてください。
たったこれだけの作業で、WordPressがネットショップになります!
インストールに成功したら、管理画面の左側に「Welcart shop」というメニューが出るので、お店の基本設定をします。
商品追加もこのメニューからできます。
5.Welcartテーマをインストールする
次にWelcart専用テーマをインストールします。
Welcartをインストールした時点で、「Welcart Default Theme」というデフォルトテーマが入っているのですが、ほかにも無料の「Welcart Basicテーマ」があります。
僕個人的には「Welcart Basic テーマ」のほうがおしゃれな感じがして好きですね。
Welcart Basic テーマは、ここからダウンロードできます。
他にも、有料テーマ(12,000円〜)もあります。費用はかかりますがおしゃれなデザインが揃っていますので、有料テーマを買ってWordPressにインストールするのも良いかも。
以上、Welcartでネットショップを始める手順でした。
Welcartのデメリットとは?
さて、ここまでWelcartのメリットばかり書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
そこで僕が使ってみて思ったデメリットを書きます。
ショップデザインのカスタマイズがやりにくい
Welcartは、専用のテーマ(例えばWelcart Basic テーマ)をインストールして使うのですが、このデザインをカスタマイズするのがちょっと難しいです。
例えば無料テーマのCocoonなんかだと、カスタマイズしやすいのですが、Welcartテーマは全般的にカスタマイズしにくいですね。
独自機能の追加はほぼ不可能
Welcartは、ネットショップに必要な機能はほぼ網羅されているし、さらに機能を追加できる「拡張プラグイン」もあります。
でも、そうした機能の他にオリジナルの自分だけの機能が欲しくなる時ってあるんですよね。
例えば、料金設定で
キャンペーン商品と抱合せで買った場合のみ、送料を無料にしたい!
といった時、標準はそうした機能は付いていません。
でもそうした新しい機能を追加することは、ほぼ不可能です。というか、僕の力では無理でした(汗)。
ということで、Welcartはデザインにしても機能にしても、自分の思い通りにならないというデメリットがあります。
標準のまま、なにも手を加えずに機能に合わせてショップ運営をするという使い方に合っていますね。
全部自己責任になる
僕はWelcartを使ってて、まだ体験していないのですが、万一Welcartにトラブルがあって使えなくなった場合、すべて自己責任で解決しないといけません。
レンタルのショッピングカートだと、カートの保守責任はレンタルカート会社にあるので、自分は何もしなくても良いのですが、Welcartは自分でインストールして使うプラグインなので、そこにちょっと怖さはありますね。
万一トラブルがあって復旧に時間がかかったら、注文の機会損失になってしまうので。
まとめ
以上、Welcartの紹介をしてきました。
僕は複数のネットショップを仕事で運営しているのですが、その中のひとつでWelcartを使っています。
普通にネットショップとして過不足無いですし、これが無料で使えるなんて信じられないくらいです。金銭的にはほぼノーリスクでネットショップを始めることができます。
無料のネットショップといえばEC CUBEも有名で実績豊富なんですが、ちょっと癖があるというか、僕的には敷居が高く感じられます。
WordPressに普段使い慣れている人は、Welcartを使ってネットショップ運営をするほうがやりやすいと思いますよ。
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